【実証実験レポート】見守りツール「びーこんうぉっち」横浜市の実証実験の様子をお見せします!~3歳児クラス編~

当社の「りりーふなっぷ びーこんうぉっち®」は保育所等における園外活動での見失い・迷子を防止するための見守りツールです。
りりーふなっぷ びーこんうぉっち®は横浜市主催する「ICTを活用した子ども見守りサービスの実証実験」に参加し、うちゅうこども園たんまち様にご協力いただき、実証実験を行っています。
本記事では、3歳児クラスを対象に行った2回目の様子をレポートします。

実証の概要

  • 0歳児~5歳児が対象
  • 実証は2月9日から5回行う
  • 園外の公園や広場に遊びに行く間と遊んでいる間の見守りを行う
  • 園から徒歩15分ほどの距離にある公園で遊ぶ
  • 園児はびーこんうぉっちのビーコンを身に付ける
  • 職員はスマートフォンとスマートウォッチを身に付ける
  • 園児が職員から離れたら通知を送る

2回目の実証内容

本記事では、実証2回目の様子をご紹介いたします。

  • 3歳児クラス 20名を対象とした
  • 引率の職員は3名
  • 主担任1名がびーこんうぉっちアプリの操作を担当
  • 2名の職員はスマートフォンとスマートウォッチを携帯し、スマートウォッチに通知がきたら確認する
  • 園児はビーコンをクリップで衣服に装着する
  • 赤帽子をかぶった園児:服の外側、アウターのポケットや襟(背中側)に装着
  • 白帽子をかぶった園児:服の内側、Tシャツの裾にクリップで装着(帰りは赤帽子と同様、服の外側に装着)
  • 実験用に数字のシールを帽子に貼り、活動時に未検知となった園児を瞬時に判別できるようにした
園児がビーコンを身に付けている様子_横浜市実証実験の第2回目の様子_びーこんうぉっち
緑色のアウターを着た園児には、衣服の背中側にクリップでビーコンを付けました。

実証当日のスケジュール

先頭の職員が持つスマートフォンで見守りを行っています。万が一、園児が遠くに行った時は、職員が身に付けるスマートウォッチに通知が届きます。

園から出発する様子_横浜市実証実験の第2回目の様子_びーこんうぉっち

公園に到着(約5分)

職員が目視とびーこんうぉっちアプリで、園児の人数を確認します。

公園に到着し、集合する様子_横浜市実証実験の第2回目の様子_びーこんうぉっち
園児が集合し、電灯の周りに水筒と上着を置きます。職員は、園に到着の連絡をします。

遊び開始(約45分)

職員から遊ぶ時の注意事項を伝えてから、園児が遊びを開始します。
園児が公園で遊んでいる間、園児が遠くへ行ったら職員のスマートフォンとスマートウォッチに通知が届きます。

遊んでいる様子1_横浜市実証実験の第2回目の様子_びーこんうぉっち
遊んでいる様子2_横浜市実証実験の第2回目の様子_びーこんうぉっち
遊んでいる様子3_横浜市実証実験の第2回目の様子_びーこんうぉっち

集合と移動→園に到着(約20分)

集合時と到着時に職員が園児の人数を目視とびーこんうぉっちアプリで確認します。

園に帰る様子1_横浜市実証実験の第2回目の様子_びーこんうぉっち
園に帰る様子2_横浜市実証実験の第2回目の様子_びーこんうぉっち
園に帰る様子3_横浜市実証実験の第2回目の様子_びーこんうぉっち

この日は気温が暖かかったこともあり、園児たちは「暑い」「疲れた」「お腹空いた」「早く帰りたい」とぐずりながら、行きよりもゆっくりと歩いていました。
そのため列も長くなり、先頭の職員から遠い最後尾のあたりは、頻繁に未検知の通知が鳴ってしまいました。

今回の実証結果(実証スタッフより)

YEC実証スタッフ

今回の実証では、屋外で見守り対象範囲が広いこと、屋外のため電波の跳ね返りが無いことなどもあり、遠くに行っていない園児が検知できないことが頻繁にありました。
ビーコンが正しく検知できないことにより、職員に園児が遠くに行ってしまったことを知らせる通知が何度も届き、正常な動作で検証を行うことができませんでした。
次回以降は、ビーコンの電波発信間隔、電波強度、通知の設定などを調整し、検証を行ってみます。

より実用的かつ安全なツールとして保育現場の皆様に使っていただけるよう、サービスの向上を目指します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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